ニュータイプもテレパシーや空間把握能力などエスパーみたいなものなのかな…?
さて、デトロイト・メタル・シティで有名な若杉公徳氏のみんな!エスパーだよ!では超能力が登場します。
その使い方が…人としては本能に忠実なのですが…。
※下ネタが多い作品ですが、それを含めてのギャグマンガ(シリアス展開あり)です。
ある日、町の住人たちは超能力に目覚めた。
主人公の鴨川くんは人の心が読めるようになったからこそ、苦労することになります。
そう、彼は人生の主人公になるために能力を使うことを決めたエスパーなのです。
あのTENGAさんとコラボされています。
作中で大活躍しますので、こちらにもご注目ください。
ここから、レビューになります。
DMCのノリの勢いだと注意が必要かも。
初期こそギャグマンガのノリですが、浅見さん離脱からシリアス展開に。
殺傷能力者が出てくる=バトル展開(能力覚醒と頭脳プレイで勝利)です。
体育館での「もし現実の場で危険人物が超常現象を悪用したら?」
その後のアフターケアもケガ人の致命傷を即完治する。
…エスパー同士ならではの戦いがしっかり描かれていましたので、大満足。
タイムスリップの要素は浅見さんが離脱した時点で出てくると思っていました。
どう考えても彼女が永久離脱のまま完結するのはあまりにもおかしいので。
まず、テルおいちゃんの問題の解決方法が面白すぎるのでご注意を。
結構長くなりそうな展開をまさかの速攻で終わらせるオチでしたので。
本題の浅見さん救出はもし、彼女がエスパーになったら?というのも含めたエピソードです。
思ったことが実現化する能力なので、腹黒さが活かされて大変なことになっている…!
最終的に「初めて」を「ささげ」、そして「もらえた」わけですが…。
(直接的には)報われなくて泣けました(笑)。
君紀も高浜もそもそも能力に目覚めないので、スピーディな展開でした。
ヒロイン選択の着陸点
正ヒロインだった浅見さんとはあくまで能力の失わせるための行為に及ぶ形に。
鴨川くんは人生のヒーローにはなりますが、オトナになった記憶自体はありません。
追い打ちで浅見さんはイケメンの江崎先輩とカップルになっていましたが…。
ここで考えるべきなのは今まで彼女との接点がそこまであっただろうか?ということです。
能力からの解放(これも未来に戻れば解消される)以外は特に深く関係することはない。
つまり、浅見さんはあくまで救うためのヒロインというポジションでしょう。
代わって、平野さんは学校の体育館など命がけの場面を共に戦った間柄で、
同じ系統の能力者ゆえに意識した描写が多く、ラブなシーンも何度かある。
タイムスリップの影響があるものの、改めて彼女と結ばれるのは当然だと言えるでしょう。
エスパーになろうよ(ただし、元にも戻ろう)!
能力喪失でハッピーエンドになり、私の頬はしめってしまいました。
できることなら、青春時代にテルおいちゃんみたいな人に会いたかったです。
くだらない…そして、それこそが最高の出会いになっていたでしょうし。
…もちろん、道を間違えない範囲内での話ですよ(笑)。
また、全8巻と長くはないのでスパッと一気読みしちゃいましょう!
手に取り、ページを開いたが最後!あなたもエスパーです(読み終えたら元に戻るよ!)。