たまにはなつかしい作品を読みたい。
こんにちは。
野部利雄先生ののぞみ♡ウィッチィズで、
昔ながらのマンガの良さを再確認したすがちゃんです。
のぞみ♡ウィッチィズは本当にボクシング版タッチなのか? ジャンプの王道展開をふり返りながら7つ挙げてみた。
スポンサーリンク
もくじ
※5巻までの感想になります。
かの大物と同姓同名である名前の
主人公・司馬遼太郎(しば・りょうたろう)の
お隣さんとして、ヒロインの江川望(えがわ・のぞみ)が
引っ越してきてふたりは演劇部として
高校生活を送るのですが…。
演劇ラブコメから青春ボクシングへの路線変更。
個人的に言わせていただくと、
4巻までが望の演劇編であって、
遼太郎が活躍する実質5巻からが本番に感じました。
表紙からも伝わるように少女マンガタッチの絵柄や
時代を感じさせるコメディパートなど、
青春モノの良さだけをそのままに
ボクシングに流れていく展開となっています。
遼太郎が天才ボクサーになったことで、
ポルナレフ(ジョジョ3部)の
ありのまま起こったことを話すぜ?
って、言いたくなる展開も
昔ながらの作品にはよくあったことです。
ふり返るべき、ジャンプの王道展開とは?
もはや説明不明の伝説のマンガ・ドラゴンボールを例にすると、
最初は願いが叶うドラゴンボールを集める冒険でした。
その中で強敵と戦う展開もあるので、少しずつバトル展開へ。
そして、天下一武道会。バトルトーナメントが
ジャンルとして定着するほどの影響力がありました。
そこで、ジャンプ系のマンガ(特に90年代)を読んでいると、
途中でバトル展開になっている作品を多く見かけます。
初期は霊界探偵とか幸運だけで最強のヒーローも
いつの間にかトーナメントをやっていませんでしたか?
のぞみ♡ウィッチィズの遼太郎もこの応用です。
コメディからのバトル(厳密にはボクシングなので格闘技)化。
初期こそ、いまいち冴えていない彼の
ボクシングの才能が開花するのはわくわくしますし、
読者としては頼もしい主人公のほうが良いですよね。
ただ、ラノベで例えるならチートじゃね?
と思うくらい天才で強すぎる設定でしょう。
のぞみ♡ウィッチィズがボクシング版タッチに見えてしまう7つの理由
これも読んでいるうちに頭によぎるので書いておきます。
とにかく、タッチを連想してしまってしょうがないこと。
- 青春ラブコメ。
- 少女マンガを思わせる絵柄。
- 主人公が才能持ち。
- ヒロインがハイスペック。
- お隣さん同士。
- 路線変更(タッチはボクシング→野球)。
- イケメンライバルとヒロイン争奪戦。
被る部分が多いです。
誤解がないように言っておくと、
パクリではありません。
むしろ、演劇パートでのガラスの仮面の
パロディの方が目につくでしょう。
また、のぞみ♡ウィッチィズのメリットは
青年誌掲載なのでサービスカットが豊富なことです。
男性視点ならタッチより上に立てる要素?でしょう。
なお、同じ完璧系ヒロインでも望は
- サバサバした性格。
- ボクっ娘。
- 演劇の才女。
- ボクシングなどの格闘技をかじっている。
南ちゃんとは完全に別方向だということがわかります。
繰り返しますが、似通っているだけでパクリではありません。
ただ、どうしてもタッチが信者レベルで好きで
悪い意味で連想するなら読むのを控えましょう。
パクリじゃないなら、フォロワー?
フォロワーかどうかと言って良いのかわかりません。
どちらかと言えば青春ラブコメやスポーツというジャンルが
当時の主流だったのかもしれません。
連載時期を考えるとサンデーで
高橋留美子・あだち充両先生の二枚看板全盛期なら
ヒット作をヒントに青春ラブコメを描くだろうし、
演劇マンガのガラスの仮面の要素も入れるでしょう。
それに青年誌の強みであるサービスカットがあり、
成長型天才ボクサーが無双する話になっています。
望がメインで遼太郎が頼りない演劇編から
彼が主人公になるボクシング展開なったことで、
少女マンガから少年マンガ寄りになりました。
よって、のぞみ♡ウィッチィズは
厳密に言えばボクシング版タッチというより、
当時の主流であった青春ラブコメマンガだからこそ、
昔ながらのサンデー風作品と言えるでしょう。
おわりに。
僕はボクシングマンガが好きなので、
この路線変更は大歓迎です。
それに昔ながらのジャンプのような
バトル化もうれしい。
ただ、望を主人公にした演劇でも
コメディとして面白い。
最新の作品もすばらしいですが、
たまにはなつかしいマンガは
いかがでしょうか。
当時の時代背景も考えると、
新しい発見があるかもしれません。
おしまい♡
スポンサーリンク