このマンガが売りたい!このマンガがすごい!って、思う作品は自分で探しています。
こんにちは。
心だけは今も少年でお姉さんが大好きなすがちゃんです。
萌えを目当てにすると、いつの間にか読み込んでしまうのが私の少年の魅力。
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もくじ
出典:私の少年(高野ひと深)
いつも楽しませてくれるマンガも何を読もうかと探すのも疲れてしまいますので、
このマンガがすごい!なるガイドブックで話題作を読むことをおすすめします。
今回は2017年版で第2位の受賞作品である私の少年の感想になります。
第1巻はバカな男で失敗した過去から未来の王子様がやってきたのかもしれない。
恋愛で失敗した30歳のキャリアウーマン・聡子(さとこ)さんと、
見た目が完全に女の子の小学6年生の12歳・真修(ましゅう)くんが出会うことからお話が始まります。
18歳の年齢差はもし高校卒業してすぐ子どもを授かっていれば親子ほどの差もあります。
それを考えると、お母さんがサッカーや知らないことを教えている感覚なのでしょうか。
真修くんの外見に気を取られつつも、サッカーの応援や回転寿司デートのシーンを見ると、
やはり中身は年相応の小学生であり、本当に注目する点は彼は女性に対してやさしくできる子であることです。
例を挙げるなら聡子さんがつらくて泣いているところを抱きしめてあげたことや、
尾方さんが体調不良で苦しい時にすぐ行動したシーンなどはまるで王子様のよう。
そんな気になる真修くんの家庭事情ですが、お父さんが試合に来れないのは
生活のために稼いでいるからということだけではないようです。
彼が髪を切らなかったり、ボロボロの服装などはお金の問題以外にもありそうで、
こちらも弟の遼一(りょういち)くんの姿を見ないと判断はできません。
また、弟(次男)の名前に一の字がつくのが珍しいので、
尊敬している人と同名だったり、経営者の後継者でもない限りは違和感があるので、
もしかしたら真修くんは連れ子もしくは養子の可能性も感じました。
また、回転寿司には弟も連れて行きたかったということから少なくとも贔屓はされていないようです。
一方、聡子さんは元彼で上司がマウンティング大好き人間で苦労したからこそ、
真修くんという王子さまにめぐり会えたのかもしれません。
元彼も実際にいたら顔と人当たりの良さもあるからこそ、質の悪いタイプでしょう。
仕事場で元彼女だからと名前で読んだり、プライベート感を出して来る厄介な相手です。
婚約者がいるのによりを戻そうとしているので、都合の良い第2のパートナーにでもする気だったのでしょうか。
揺さぶりをかけて、その気にさせて恋愛面で前に進ませないつもりだったのかなって。
最もこの描写があるからこそ、真修くんの良さが引き立っていました。
聡子さんは元彼に反撃をして、今は恋愛感情かどうかはわかりませんが、
真修くんとはお互いに足りない部分を埋め合っていると思います。
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第2巻で複雑な関係だろうとお互いに必要としていることだけはわかった。
キャストオフであばらが浮く真修くんは顔に似合わず鍛えられているというより、
きちんとごはんを食べているか心配になるほど華奢な身体に見えました。
真修くんの家庭事情でお母さんに少しだけ触れていますが、
弟の遼一くんがお母さん似なので、真修くん養子説は当たりっぽい?
さて、聡子さんと真修くんの関係は世間体を考えれば元彼が嫌われ役を買いながら正論を言っています。
あくまで、近所の関係までのお姉さんが男の子に塾に通わせる(=お金をかける)のは冷静に考えれば擁護しても過干渉です。
これにより、元彼が正論を言うことができる重要なポジションだと把握ができましたが、
彼自体は思考停止のマウンティング大好き人間なので、そこも嫌われ役の魅力でしょう。
真修くんの元彼の指導要らない宣言は今は嫉妬であり、後のライバル宣言でしょう。
個人的には弟くんを探すのは緊急のことだから連絡網か警察を頼ってほしかったかな?
聡子さんのわがままな考えと世間体で揺さぶられながらも真修くんに必要とされて抱きしめ合って2巻終わり。
おわりに。
安易に萌えや親密な関係を攻めずに苦悩する背景や心理描写がしっかりしていますので、
ただ単にお姉さんと少年の組み合わせを目当てに読むと重くなるかもしれません。
しかし、精神的なつながりを描く作品を求めているなら今すぐ私の少年を読むべき!
真修くんがかわいいので、まずはそこから。
おしまい♡
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