その昔、スイーツ(笑)なる特定層を揶揄するスラングがあってだな。
何でも語尾に(笑)を付けて何が楽しいのかちっともわからなかった。
こんにちは。
フォトグラファーのすがちゃんです。
フォトジェニック? 少し前までインスタ映えじゃなかったっけ?
もくじ
写真写りが良い、写真向きであるという意味の語。ミス・コンテストや写真コンテストなどにおいて、「フォトジェニック賞」(前者の場合は写真写りが良いと評価された参加者、後者の場合は写真写りが良いと評価された被写体を撮った人物写真などに対して贈られる)のように用いられる。
おじさん、もう付いていけないよ?
何でも横文字にするとおしゃれに見えて、それをメディアが煽って定着させようという狙いに違和感を感じまして。
例えば料理も写真映え(=フォトジェニック)することを優先に作られている(言うまでもないけどしっかり美味しい)ので何だかなと思ったり。
SNSに写真を載せて自己承認欲求を満たすのは一種のステータスであり、
売り手側も(商売なので)それに合わせた商品を提供しているのかな?
何にせよ、今年のトレンドワードのひとつには間違いないでしょう。
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写真を撮って公開することで自己顕示欲を満たすことまでが目的で、その先のことを考えていますか?
これから食べるのにお預けを食らった気がする。
場合によってはマナー違反かもしれない(臨機応変で対応)。
そもそもすぐに食べるのが礼儀だ。
さて、僕の場合はブログの題材も兼ねているので写真を撮影していますが、
その場を楽しむよりブログとフォトのためにやっているのでは?と悩んでいまして。
そう、写真を撮ることが目的化すると常にフォトジェニックを意識してしまいませんか?
SNSでのアピールまでは良くてもその先をどうするのでしょうか。
例えばインスタグラマーとなって仕事につなげたいのか、はたまた仲間を作りたいのかなど、
何かしらにつなげることを考えているならともかく、重ねてですが写真撮影の目的化は(はっきり言いますが)危険です。
常にフォトジェニック、SNSのことが頭に浮かんで(その場のことが)純粋に楽しめなくなってしまいます。
言ってしまえば趣味・娯楽を楽しもうとしているのに仕事をしにも行っている、かな。
趣味の仕事化ではなく、趣味と仕事のスイッチが切り替えられずに疲れてしまっていないかというお話です。
写真を撮ることも楽しいことですが、もっと大切なことをお忘れではありませんか?
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おわりに。
少しだけおさらい。
- フォトジェニックとは写真映えを意味した2017年のトレンドワードで、流行語大賞の候補にもなるだろう。
- メディアを使った経済効果の狙いが見られる(多少強引な宣伝とSNSで拡散されやすい商品を展開して売る)。
- 趣味・娯楽を楽しむ過程で写真撮影が仕事として常に頭に浮かんでいないだろうか。
- SNS自慢は結構だが、その先に何をしたいのかを考えよう。
- 趣味の仕事化はスイッチが切り替えられないという弱点がある。
写真を撮るためにモノがあるというのはちょっとおかしな感じかしら。
撮影をするなと言わないけど、何を優先順位にするかだけは忘れないでほしいし、
何より、SNSでアピールするその先で何をしたいのかもよく考え、練っておこう。
さて、話を最初のスイーツ(笑)に戻しまして、
もしその時代に今回のフォトジェニックが流行していたらタイトルの通り、
フォトジェニック(笑)と語尾に(笑)が付いて揶揄されるのかな。
何でも一括りに(笑)を付けていた時期でもありましたので。
ところで、(SNSの)セレブアピール合戦で疲れていませんか。
時には(ネット・スマホから)距離を取って休むこともお忘れなく。
おしまい♡
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