【注意書き】
- 画像の引用元は見栄っぱりシンドローム(なかだまお)と彼氏彼女の事情(津田雅美)から。
- 比較・検証が目的であって、パクリを指摘する意図はありません。
- 検証は見栄っぱりシンドロームと彼氏彼女の事情の第1話の範囲のみとしています。
- 彼氏彼女の事情は現在(2017年9月)より20年以上前の作品で、アニメ版はエヴァンゲリオンで有名なガイナックスと庵野秀明氏が手がけた話題作でもあり、少女マンガながら男性のファンも多い作品です。
もくじ
ウェブコミック誌・少年ジャンプ+の秋の新連載として始まった見栄っぱりシンドロームですが、
アプリ内コメント欄で彼氏彼女の事情の1話と酷似しているという指摘を多く見かけたことから検証することに至りました。
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要約。
設定からして主人公とヒロインが男女逆転しただけで話の流れも酷似しています。
- 見栄っ張りの主人公。
- 主人公は学校では容姿端麗・成績優秀でモテモテの人気者。
- 家では眼鏡・ジャージ姿に髪を縛っている。
- (学校で)見栄を張るために陰ながら自分を磨いている努力家。
- ヒロインは主人公の上位互換で天性による恩恵もある。
- 主人公がヒロインに対して一方的にライバル心を燃やしている。
- テスト発表で(実質的に)負ける。
- ヒロインが主人公に告白をする。
画像比較。
画像は上が見栄っぱりシンドローム、下が彼氏彼女の事情となります。
また、名前は見栄っぱりシンドロームの主人公が橘くん、ヒロインが倉成さんで、
彼氏彼女の事情の主人公としてのヒロインは宮沢さん、ヒロインポジションは有馬くんです。
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1.パーフェクトなステータスの優等生として指示を得ている主人公。
橘くんは同性から支持があり、女性にモテモテです。
宮沢さんも同性の支持があり、教師からも信頼されています。
2.(外面の)見栄を張るために努力をしている。
ちなみに眼鏡・ジャージ姿で髪を束ねているのも共通しています。
3.ヒロインは天性で、主人公の完全上位互換。
ヒロインが裕福な家庭で育った天才という自身の完全上位互換の現実に嫉妬して(一方的に)対抗心を燃やす主人公。
4.テストで(実質)負ける。
補足すると、宮沢さんはテストの点数では勝っても後に有馬くんとのやりとりで自己嫌悪に陥ってしまいます。
5.テスト後に告白をするヒロイン。
少し形は違いますが、ライバル視していた相手から告白されます。
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個人的な意見。
講評 既存の作品の影響も感じるシンプルなラブコメだが、キャラクターの生き生きとした動きが秀でている。主人公とヒロインのどちらも好感度が高く、二人のやり取りが見ていて微笑ましい。
考えたくもありませんが、既存の作品の影響が強い状態で編集部が連載開始を決断されたことになりますし、
過去のお色気表現のトラブルもあったことから炎上目的も示唆していると憶測が浮かび、残念ながら疑念が生まれてしまっています。
重ねて、短期集中連載なら今の路線が変わることはあまり期待できませんが、差別化と昇華が上手くできるかどうか。
ただパクリだと思考停止せずに今後はどのような展開になるかだけは見届けるべきだと思っています(検証は現時点では1話だけとしています)。
また、こちら(めしねこー大江戸食楽猫物語ーは初っ端からフルスロットルで炎上デビューを果たした俺たちのめしねこ様は安心して読めるグルメ猫マンガだった!)の記事でも触れていますが、
連載第1話は内容より話題性を重視したほうがSNSで拡散されるから(形はどうあれ)インパクトが強いほうが良いのでしょうか。
20年以上前の作品を知らない若い世代はいてもジャンプの名を掲げているためか読む世代も幅広いことが考えられますし、
だからなのか今回のような既存作品のデジャヴが指摘される形で結果、話題になっているのが事実だと思います。
なお、見栄っぱりシンドロームは少年ジャンプ+公式サイト及びアプリで読むことができますので、
もし手元に彼氏彼女の事情の第1巻をお持ちなら読み比べてみると似ているなと感じられるはずです。