画像出典元:めしねこー大江戸食楽猫物語ー(木村わさび)
量産型グルメマンガにまさかの猫が参加だと!?
今回はめしねこなる江戸時代が舞台の作品だけど、こいつぁ面白いぜ!?
こんにちは。
猫は好きだけど、猫マンガは初めてなすがちゃんです。
もくじ
めしねこの黄金パターンがこちら。
- 主要人物から話は始まり、トラブルに遭う。
- めしねこ様が登場して餌付け(もしくは勝手に食べる)。
- リアクションタイム(ヘヴン状態)。
- 問題解決。
- めしねこ様は幸せを呼ぶまねき猫だった!
- おしまい♡
先に最終回を作っておけばいくらでも続けられるマンガの類かしら?
1話完結のテンプレができていますので、安心して読める作品だと思いました。
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江戸の時代考証が興味深く読める。
めしねこ様のリアクションに目が行きがちですが、勉強にもなるので見逃せないでしょう。
1.寿司・天ぷらは高級料理ではなく、ファーストフードだった。
マクドナルドに例えると寿司が100円のハンバーガーで、天ぷらはナゲットかな?
何にせよ、今では高級料理のそれらをおやつ感覚で食べられるのは羨ましいですね。
2.【酷い話だ!】女性差別が多い時代だった。
どこかで女性をモノみたいに扱っている時代もあったと聞いていますが、
めしねこではそこまで酷くありませんが、人を大切にしないといつかは自分に返ってくるぞ!とだけは言えますね。
メシを作るのに男女の関係は必要あるのかな?可哀想な奴らだぜぃっ!
現在でも(料理が美味しいことが前提ですが)きれいなお姉さんが作る天ぷらとか嬉しいでしょ?
結局は腕の問題なのに男性と女性とで差が出るとはとてもじゃないけど、思えないんだけどなあ。
3.フリーター的な働き方をしても生活をしていくには困らない環境が羨ましすぎる。
ブラックバイト・ブラック企業が問題になっている現代でもこれくらいゆるく働ける環境にならないと、
いつかは身を滅ぼしてしまうのでは(少数精鋭とは聞こえが良くても人は壊れるし、消耗品ではない)?
生活していける分だけ稼いで後は自分の時間を自由に使う(今風に言えば)ミニマルな働き方ができる時代でもあったのでしょうか。
何にせよ、羨ましい(そして、少しでも働きやすい環境を増やしてほしい)!
まんまる猫だんご攻撃!? 猫マンガとしての意味のほうが強いのでは?
マサルさんでもっちゃん連呼するギャグなかったっけ?
さて、まんまる猫だんご攻撃♡なるリアクションはあくまで猫マンガだという証明でしょうか。
マンガならではのオーバーアクションで、幸せの絶頂(?)を披露してくれます。
本来やりたいのはこっちじゃないかな?と思ってしまいました。
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まとめブログの風評被害? 伝説の第1話を5つの項目に分けて徹底検証する。
先に挙げた時代考証による女性差別を除いて、あくまでめしねこ様を中心に取り挙げます。
(すべてとは言いませんが)数々の作品を切り取り、都合の良いように拡散するまとめブログ。
取り挙げられた作品は結果的には宣伝にはなりますが、
それ以上に炎上目的などの風評被害の方が大きくなるのでは?と危惧しています。
1.いきなり1ページ目からフルスロットルをかけてやがるのですが?
江戸時代を舞台に壮大な物語が始まりそうな背景の右下の彼にあのさぁ…と言いたくなる(?)。
そんな我らがめしねこの記念すべきデビューが華々しいことたるや。
- (一発で覚えられる)ゲジ眉柄。
- キラキラ目。
- (猫なのに)汗をかいている。
- 恍惚顔(顔を赤くする猫はいるのだろうか)。
- (人間以上に)吐息が出ている。
- 唾液をだらだらと垂らしている(身体とともに光の効果あり)。
まず、(何でもお下品!で、思考停止せずに)マンガなのでファンタジーとして見るのが正解でしょう。
猫に昨今量産化されているグルメと恍惚顔を合わせたリアクションマンガを猫が人間的?な表現でやるのは新しいのでは?
2.衛生面と猫に甲殻類は大丈夫なの?
売れ残って余らせても仕方ないとめしねこ様に天ぷらを振る舞うお姉さんですが、
現代なら野良猫が食べ物を漁っている時点で衛生面はアウトです。
また、海老やイカは猫にとっては猛毒とも言えますので、絶対に与えてはいけません。
あくまで、このシーンはファンタジーならではの描写だと割り切ってください。
【参考リンク】
3.ぷりっ!? プリップリッだっ!? 人間でも拒否感が出そうなリアクションを猫でやっているのだが!?
(画像の一部を加工してあります)ヘヴン状態かな?
ぷりっの効果音のせいか、黒い部分がしっぽ以外のナニカに見えてしまっても無理はないでしょう。
この状態を見た(恍惚な表情になった)お客さんたちに天ぷらが売れて大盛況となり、エンディングに繋がります。
ところで、(彼岸島の)吸血鬼に噛まれると全身の水分が抜けて麻痺する事を連想してしまうのはなぜなのか。
4.江戸のグルメなまねき猫♡ 猫が食えば幸せがやってくる♡
そうかな?
彼がやっている事は野生故ですが、人間なら無断で食べている行為なので、
幸せかどうかは結果がハッピーエンドだからです。
さておき、さも良い事をしたかの様に彼は去っていく(終わり良ければそれで良し)。
安心して読める要素のひとつとなっているので、実はかなり重要な描写となっています。
5.我らがめしぬま先輩を避けて通ることができない!
画像引用元:めしぬま(あみだむく)。
めしねこを語る上で似たようなタイトルで恍惚な顔で食べることで話題になっためしぬまが引き合いにされるでしょう。
こちらは冴えないサラリーマンの飯沼くんが幸せそうにごはんを食べるお話でそこまでは良いのですが、
食べている時の彼の顔を見た女性が何故かときめいたりと、主人公補正(?)があったりします。
恍惚顔(ファン用語:トロ顔)。今さらですが、食欲とデザイヤーを合わせた表現はお下品につながる危険性があるわけでして。
先に挙げた女性についてですが、この表情を見てかわいい!と見つめてしまう描写があります。
もちろん、唾液も搭載されています(彼の場合は深く沈んだ黒い瞳にも要注目?)。
マンガならではのよくある表現ですが、ギャグテイストではなく艷やかだからサンドバッグにされてしまうのでしょうか。
グルメ+デザイヤーの組み合わせは今も量産化が進んでいますし、定着化もされていますが、
結果的にこれがお下品になるから話題になるけど、風評被害のほうが大きく見える作品が増えるのは複雑な気持ちになります。
衛生面のフォローをさせてくれ!
時代背景や状況を見ると、どうしても現代より劣るし、やむを得ないのでは?
1.さすがに畳の上の置かざるを得ない状況は許してほしい。
病気で寝込んでいる男性夫婦の家にねしねこ様が忍び込むエピソードで、
男性の食事が(もちろんお盆越しですが)畳の上に置いてあるので、
目の前にあるごちそうにのら猫が興味を持たない方がおかしい状況です。
なお、もっと細かく言えば換気のために戸を空けているので、猫以外の生き物も安易に入ることができます。
2.そもそも時代も考えると外屋台で完全なる衛生面を守るのは無理な話がある。
まず、単純に考えても電気がない(=冷蔵庫がない)時点で現代より衛生面が劣って当たり前の状態です。
また、さすがに江戸時代に比べて現代の方が野生動物も寄ってくるような環境ではないでしょう。
おさらい。
- (1話のフルスロットルをかけた表情から)ファンタジーとして読もう。
- テンプレによる黄金パターンが完成されている。
- ハッピーエンドに着陸するので、安心して読める。
- 猫だけど、リアクションは流行のグルメマンガのキャラそのもの(苦手な人のみ注意)。
- 時代考証が興味深い。
- (多くの)まとめブログの取り挙げ方はおおげさなので、(例えば)公式サイトで試し読みをしてから自分の考えで続きを読むかしっかり考える必要がある。
- 慣れると実は良作であることに気づく(炎上からの平常運転)。
めしねこ 大江戸食楽猫物語(1) (月刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 木村わさび
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/02/17
- メディア: Kindle版
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おわりに。
汎用性の高い題材であるグルメと猫を流行のグルメマンガのテンプレを組み合わせのが伝説の1話であって、
読み続けると慣れてしまうのかそこまでお下品なマンガではないことに気づかれるはず。
どうも最近(?)の1話はSNS拡散などで質より話題重視の内容になってしまうのでしょうか。
問題はそこからどう平常運転に持っていくかですが、そこまで読まないと判断もできないので、
炎上商法の術中にハマっているようで、悔しい!でも、面白い!となってしまうわけでして。
結局は楽しませてくれるなら良いのであって、ヘイトだけを溜めておしまい!だけはやめてほしいかな。
要はリアクションにさえ慣れてしまえば安心して読めるグルメマンガだってこと。
今すぐめしねこー大江戸食楽猫物語ーを読むべき!
おしまい♡
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