画像引用元:ドラゴンボール超(鳥山明・とよたろう)
原作をドラゴンボール、アニメなどのメディアミックスをバンダイのドラゴンボールと解釈することを覚えたのはいつからだろうか。
こんにちは。
カカロットォ…は6回まで入力できたことのあるすがちゃんです。
もくじ
鳥山先生の原作の良さとバンダイのドラゴンボールがミックスされているように見えた。
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コミカライズを手がけるとよたろう氏の絵が鳥山先生とよく似ていますが、よく見るとさすがに本家と比べると劣っている部分が見られます。
しかし、アニメのドラゴンボール超の要素を兼ねた絵柄と解釈すると、鳥山先生とアニメの絵柄を8:2くらいに合わせているように見えますので、
原作者監修のアニメのコミカライズという形に関しては言えばこれ以上ないクオリティでしょう。
また、最近のスピンオフ作品のことを考えると、コミカライズも原作絵に限りなく近くしないと安っぽい公式同人誌としか見られなくなる傾向にあると思います。
さて、作品自体は原作基準で言えばブウを撃破後からウーブと出会う前のお話になります。
パンも授かったばかりなど時間軸を考慮されていたり、超サイヤ人ゴッドや宇宙規模で世界観が広がっているなどインフレ具合が素晴らしく、
コメディ部分もバトル化前の初期の路線も兼ねた要素もあって懐かしいギャグが銀魂系ノリツッコミが定着化した現在から見ると返って新鮮でした。
また、さっそく天下一武道会の展開になっていましたが、ペーパーテストなどよく考えてみたら悟空は亀仙人に少なくとも最低限の知識は学習したのでは?と思ったり、
場外勝利はバトルの印象が強いので忘れがちなルールを使った戦い方も原点回帰を兼ねての事なのかといわゆるセルフオマージュとして楽しみ、
第7宇宙と第6宇宙が表裏一体の世界観を持つ設定だから自然とそうなるのも含めて原作をおさらいしながら読めた気もしました。
なお、タイトル回収として宇宙規模のドラゴンボールが超ドラゴンボールという形で登場しています。
気になった描写。
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1.ナレーションで飛ばしているので、展開がスムーズ。
コミカライズの利点である素早く楽しめる方法のひとつで、長くなる移動時間やエピソードをナレーションや説明で上手く省略しています。
アニメでは時間をかけるシーンを(重要ではない場合)短縮してくれるのはありがたいです。
2.超サイヤ人って、何回言ったかな?
次のページでウイスさんに超サイヤ人ブルーで良いのでは?とフォローされますが、
ゴールデンフリーザなど、変身に色を使った表現でわかりやすくなっています。
3.セルフオマージュ。
引用:ドラゴンボール(鳥山明)
悟空とベジータの初戦で見せた構えは当時の少年読者なら誰もが真似をしたはず(?)。
それをお互いにパワーアップした状態で新しい形で見られたことに感動しました。
なお、原作は神回で構図 ・迫力・見やすさのお手本のようなバトルを繰り広げるエピソードです。
4.ベジータのキャラ崩壊の象徴・ビンゴダンス。
省略されているため、アニメ版で見られますがとにかくベジータのキャラ崩壊が酷い(褒め言葉)。
結婚あたりから少しずつ変わっていって『お前はナンバーワンだ』で、完全に落ち着いたかな?
ただ、ギャグをやる度に初期の路線に戻したいと思われる気持ちが伝わってくるのはなぜなのか。
5.悟飯は単体最強キャラだった。
悟り飯(笑)化はいつからだった!?
活躍の場を考えると悟空が最強(ベジットは合体により最強)だと思いがちですが、原作での最終的な強さは悟飯がナンバーワンです。
セルゲームでのブチギレ状態で一瞬だけ悟空を超えたところが彼のピークでしょうか。
ただし、『今度の主人公は悟飯じゃ!もちっとだけ続くぞい!』からのグレートサイヤマンで原点回帰と、
その後のやられ役ポジションが板についてきて、いつの間にか悟空が主人公復帰などで、少しずつネタ化されていったイメージがあります。
そんな彼も第一線から引いていますが、いざとなったら精神の時の部屋で修行し直せば戦線復帰はすぐでしょう。
6.職に就かなくても食っていける。
悟空は地球防衛などを考慮すると、本来なら国宝扱いすべき英雄ですが自宅警備員扱いなのが解せません。
いざとなったら初期の頃のように狩りをするなり、今なら人脈もあるので例えばブルマ・サタンあたりから(イベント発生も兼ねて)最低限の支援を得ることはできるでしょう。
あと、亀仙人の修行で畑を耕さなかったっけ?、サボってシャドーの前にその応用でウォーミングアップすれば良いのにと思ってしまいました。
悟空と同じく、いざとなったら狩りで食べていける能力があります。
カプセルコーポレーション自体が世界一のお金持ちなので、ベジータは働く必要はありませんが、言うならば彼はブルマの最強のボディーガードでしょう。
また、重力装置で修行をしていますが、ブルマ側の立場からすれば実験の協力をしているので、利害が一致しています。
殆ど過去のものとなっていますが、サイヤ人の王子という純血統種の設定も天才一家に相応しいのかもしれません。
そして、初期にフラグを立てていたヤムチャが気の毒になるのは言うまでもありません。
8.ブルマのお姉さん(後付け設定)。
インフレバトルの金字塔に新しい敵の登場は驚かなくともイメージが固まったブルマに新解釈という名の後付け設定はとにかく目立ちます。
とにかく、お姉さんのデザインが浮いて見えてしまっているのが気になってしかたがありませんでした。
おわりに。
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GTの存在がありますので、超もひとつのifルートという解釈でよろしいのでしょうか。
ただ、完全な続編とも言い切れず、それだけ原作に思い入れがあることを再確認できました。
そして、最も重要なことして得られたのは作画担当者が原作に対して絵を限りなく近く再現(もしくは原作に代わる本物になるかなどの本家超え)しているか、
また、作品から原作に対して愛を感じられるかの内容になっているかでしょう。
この辺りは転生ヤムチャとトネガワさん・班長が一気にハードルを上げましたので、安易なコミカライズ・スピンオフは淘汰される時代となるでしょう。
今すぐコミカライズ版ドラゴンボール超を読むべき!
ああ…次は転生ヤムチャ(ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件
)だ。