懐古主義者ではないけど、10年前に名作に出会えた奇跡に感謝を。
こんにちは。
オレンジじゃないんです、すがちゃんです。
コードギアス・二大炎上事件を10年経った今だからこそ、振り返る。
スポンサーリンク
もくじ
出典:http://www.geass.jp/first/gallery/img/gallery_new_06_kimura.jpg
コードギアス・反逆のルルーシュとは?
- 機動戦士ガンダムシリーズで有名なサンライズが手がけるオリジナルロボットアニメ。
- キャラクター原案はカードキャプターさくらなどのヒットメーカー・CLAMP(クランプ)が担当している(後に魔法少女まどか☆マギカやTIGER&BUNNYなど、漫画家がキャラクターデザインを担当するヒット作品が多くなった)。
- 深夜に1期、夕方に2期と今では定番となった放映形式に分割クールを採用したアニメは当時としては珍しかった。
- 主題歌はFLOWやALI PROJECTといったアニメソングでおなじみの顔ぶれが見られるが、2期は中高生を意識しているのかオープニング・エンディングともにオレンジレンジが担当していた。
- 主人公・ルルーシュが(溺愛している)妹・ナナリーを守るため自分が育った国をあろうことか自分の祖国が支配するのが許せないので世の中を変えようとする物語。
- ギアスという催眠術にも似た能力をC.C.(シーツー)という女性から授かる。
- ルルーシュは自分の祖国に立ち向かうためにゼロというもうひとつの顔として組織を作り、反逆者として活動する。
- 幼なじみのスザクが軍人となって度々ルルーシュとぶつかる関係に(さすがに最終的には仲間になるとだけは言っておく)。
- ルルーシュは頭脳派だが体力不足、スザクは超人的な運動能力を持つ軍人で旋風脚を得意としている。
- おおまかに言えば機動戦士ガンダムSEEDとDEATH NOTEの二大ヒット作品を合わせたものだと考えて良い(実際に連想させる要素が見られるだろう)。
- ルルーシュのキャラやスザクと彼が搭乗するランスロット(ナイトメアと呼ばれるロボット)の限りなく無敵に近い強さなど、中二病御用達の作品である。
- 学園パートやお色気の要素もあるので、戦略の探り合いもありながらラブコメとしても楽しめる。
- 戦争をしているので当然残虐な描写もあるが、当時の放送時間帯を考えると刺激が強いかもしれない。
- 名セリフや印象的なシーンなど、バクマンでいうところのシリアスな笑いも多い。
- 度々総集編を挟んだり、中でも1期の最終2話は少し期間を空けてから放送された。
- プラモデルも発売されたが、好評だったのは後にハイクオリティでおなじみのロボット魂に繋がる完成品のIN ACTION OFF SHOOTシリーズだった。
- 今回の件はあくまで作品外の炎上事件だが、作品自体も過激な描写があるため炎上案件はあった(特に1期23話は必見だろう)。

コードギアス 反逆のルルーシュ 5.1ch Blu-ray BOX (特装限定版)
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2015/05/27
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (4件) を見る
解読不能で炎上し、空耳ネタにされてしまったジンとは何だったのか。
オープニングが壮大な世界観を思わせるFLOWのCOLORSからジンの解読不能にバトンタッチしたら案の定、炎上しました。
不評の声と空耳ネタを無数と言わんばかりに見かけて、僕も何回か聴き直しながらやはり聞き取れませんでした。
しかし、コードギアスの謎解きの要素や人間関係が複雑に交差する描写を考えると、
解読不能というタイトルに勢い任せな曲や難解な歌詞は合っていると思います。
FLOWの安心感たるや。
タイトル通り、今聴いても色褪せないFLOWの名曲・COLORSを聴くと、
最高のスタッフを集結させて始まったコードギアスにふさわしい大きな物語が始まることを思わせる。
多数のアニメ主題歌を担当してきた彼らだからこその安心感とも言えます。
DAYSのフルコーラスの謎ラップと贈る言葉のカヴァーは玄人向けかもしれない?
ジンとは何だったのか。
聴き取れないけど、コードギアスの世界観には合っている。
当時は騒がれたものの、時間が経つと今では空耳ネタの鉄板なのだろうか。
さて、リアルタイムでヴォーカルの女性がブログに壁を殴った画像を投稿するなど、
ネットの評判にストレスを感じているのを発信していたのを見かけましたが、
ビジネスだろうとファン層の違うアニメとミュージシャンをタイアップさせて、
話題になるからと作品に合わないものを担当させるのは企業としてどうなのでしょうか。
要は売り手が煽ってお互いのファン層を掌の上で踊らせるという手口で、
今でもビジネスモデルとして使われている不満を溜めてお金を得る手法です。
何を言われようが結果さえ出せば議論を呼んだで済ませることができます。
それに巻き込まれたと思うと批判を被ったジンも名前は売れても可哀想な立場なんだなって。
後にライブイベントでコードギアス最高!とパフォーマンスをした話を聞いて、
さすがに周りの見る目も変わり、時間が解決してくれたのかと安心しました。
どう聴いてもエンディングを手がけるSunSet Swishのほうが良いと思ってしまう。
少なくとも聴き取れるし、哀愁あふれる曲調に美しいヴォーカルも際立つ同時期のエンディングテーマで、
どうしてもジンと比較対象にされるのでモザイクカケラの評価が上がって当たり前の状態でした。
代わって、当時こそ散々な評判だった解読不能は今でも空耳ネタとして語り継がれており、
聴けば聴くほどクセになる名曲となっていますので、印象に残るアニソンとしてはジンに軍配が上がるでしょう。
【はい!コードギアス!】R2炎上事件は誰が得をしたのか。
スポンサーリンク
出典:コードギアス・反逆のルルーシュ(サンライズ)
- コードギアスをもっと楽しむための特別番組で芸人が参加していた。
- 谷口監督のサイン入りのPS3がプレゼントになっていた。
- 最大の要因は有野課長がサインを消せば良いという発言から。
- はい!コードギアス!をオチにしたサンドウィッチマンのネタ。
- アニメに触れたのはルルーシュの父親で宿敵でもあるシャルル皇帝の髪型のみ。
- ファンが求めていた今後のエピソードが流れたのもわずかだった。
各話毎に盛り上がっているところを総集編を挟まれる以上に水をかけられた特別番組で、
ジンと同じく合わないものを組み合わせた結果、売り手側の策略で炎上した事件です。
まず、有野課長の行動は台本としか思えませんし、サンドウィッチマンもやりづらかったのでは?
今もなお続く、何でも芸人を使えば良いという流れがアニメファンにとってはマイナスとなってしまった。
結局は話題作りを優先して有名人に非難を浴びせて議論を呼んだで済ませて良いのでしょうか。
得をしたのは売り手とただ騒ぐことが好きな方々だけでしょう。
このような件を見るとコンテンツを大切に育てる気はないんだなと心苦しくなりますので、
今後は特別番組でもきちんと作品を取り挙げるようにしてほしいものです。
おわりに。
OVAやイベントで今もファンを楽しませるコードギアスシリーズですが、
放送当時の二大炎上事件を追ってみるとそれだけ人気作なんだなと改めて感じました。
最初に触れた懐古主義者ではありませんが、コードギアスのような早く続きを観たい作品にめぐり合いたいです。

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 5.1ch Blu-ray BOX (特装限定版)
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (1件) を見る
おしまい♡
スポンサーリンク