僕は名作とともにゲーセンを楽しんでいた…。
どのあたりからかな?
コマンドの複雑化とか空中コンボとか超必殺技を連続技に組み込むとか、
もうおじさんついていけなかったわけでしてね。
どうも!
SNK派から鉄拳派になって、
いつの間にかフェードアウトしていたすがちゃんです。
もくじ
龍虎の拳
極限流空手の使い手リョウ・サカザキはさらわれた妹・ユリを救うため
相棒のロバートとともにサウスタウンへ向かうというストーリーです。
全8ステージで相手を倒してユリの情報を聞き出しながら話は進み、
2人倒すごとに計3回のボーナスステージがあります。
また、必殺技のコマンドのおさらいも出ますので、確認しておきましょう。
遊び方ですがゲームセンターではジョイスティックでしたが、
家庭ともなるとコントローラーでしょうか。
コントローラーで移動やジャンプ、ガードなどを行います。
必殺技のコマンドを入れるのにも必要です。
当時のSNKのゲーム台のボタンは4つでした。
色は赤・青・緑・黄色(見づらくてごめんなさい)。
- A:パンチ
- B:キック
- C:強攻撃
- D:挑発
負けてもコンティニュー画面でヒントも出ますので、
リベンジのための対策をしましょう。
基礎システムがすごすぎ。
さて、龍虎の拳もスト2全盛期=格ゲー全盛期のゲームですが、
ジャンルを問わず後の基礎となるシステムがこれでもかと詰まっています。
- ズームイン・ズームアウト
リアルタイムでアーケード版をプレイしている身としては
キャラが半分以上画面に映っているから見づらい(笑)!
ただし、音(カポーン!)とともに迫力を感じました。 - ステップイン・ステップアウト
相手にすばやく近づくステップインと
飛び退いて距離を取るステップアウトは
前者は今ではダッシュになっていますね。 - 特殊攻撃
攻撃ボタンを長く押すことで少し遅れて打撃を出したり、
キックと強ボタン同時押しでローキックの下段攻撃など。
また、二段ジャンプの後ろ蹴りが敵の後頭部を狙う攻撃としても使えます。
スト2にもありましたが、いわゆる中段・下段の二択攻撃の要素があります。
中でもミスターカラテの伏せながら蹴るのは攻防一体の技です。 - 気力ゲージ
体力下の緑色のゲージは必殺技を使う、または挑発された時に減ります。
空っぽになった場合は攻撃ボタンのどれかを長く押すことでチャージ。
現在のゲームでは溜める方法が多く見られます(例:FF10など)。 - 挑発
気力ゲージを減らして相手の必殺技を使いづらくしますが、
途中で止められないので攻撃を受けやすいというリスクがあります。
後発の作品でパフォーマンスとして定着していますね。 - 超必殺技
ボーナスステージの修行で習得(対戦なら最初から使える)してかつ、
気力が全開でないと使えない威力の高い必殺技・覇王翔吼拳(はおうしょうこうけん)。
むずかしいコマンド入力と大型の飛び道具も初出です。 - 隠し必殺技
体力ゲージのまわりが点滅してキャラが疲れている状態で使える、
もはや定番の乱舞技の元祖・龍虎乱舞(りゅうこらんぶ)。
もちろん、気力ゲージも全開にしておくのも条件です。
体力の3分の2はダメージを与えるのでまさに一発逆転の技でしょう。
最近のゲームではゲージMAXだけでも使えて、
体力も少ない状態だとパワーアップした超必殺技になります。
FFシリーズの連続攻撃や鉄拳の10連コンボ、
スト2ならオリジナルコンボなどいかに定着しているかが分かりますね。 - 脱衣KO
男装の麗人でムエタイの使い手・キングは今も現役で、
この頃は必殺技で倒すことで服が破れ女性だと判明します。
あくまで正体を暴くための演出であり、
倒した状態でストーリー展開が変わる…。
それがいつの間にか脱衣がメインになっているとは…。
2からは男も脱ぎます(ウホッ!)。
KOFも95までなんですよね。
最新作はどうか分かりませんが。 - 顔面ダメージ
痛々しい腫れやあざなど顔にダメージ表現があります。
リアリティを出そうとしているのが良いです。
この演出を使っているのは僕の知る限りでは
デッドダンスというスト2系のゲームくらいかな? - 修行によるパワーアップ
ストーリーモードのみ体力・気力を増やす修行ができます。
アップするのはわずかですが少しでも
敵と有利に戦えるようになるには必要です。
タイミングでボタンを押すビール瓶斬りで気力を、
氷柱割りはボタン連打でゲージを全開にすると体力を上げられます。
覇王翔吼拳を習得するのにも修行が必要です。
やはり複雑なコマンドを5回も繰り返すのは
慣れないとむずかしいかと(SNKの複雑コマンドの始まり)。 - 飛び道具破壊
飛び道具同士で相殺するのではなく、打撃で破壊します。
覇王翔吼拳もタイミングを測ればパンチでかき消すことができます。
リスクが高いぶん、成功すれば見栄えも良いのがメリット。
リアルタイムで楽しんだ思い出。
今はリョウがノーヘル・道着・下駄でバイクに乗って
武器を使う相手なら覇王翔吼拳を使わざるを得ない
とか言っているのが面白いので有名です。
ラスボス・ミスターカラテに敗れた時に言われてしまう
覇王翔吼拳を使わぬ限り、わしを倒すことなどできぬわ!
とボイス入りの勝利宣言も見逃せませんね。
ゲーセンでジャック・ターナー(2面)に負けた人は何人いるかな?
彼のドロップキックでボワァ〜!って何回やられたことか。
昔のゲームのダメージは異常に高いんですよね。
必殺技で3分の1は簡単に減ってしまいます。
脱衣が話題になるキングもベノムストライク(飛び道具)連打と
飛び膝蹴りは強いし、軍人・ジョンも
メガスマッシュ(こちらも飛び道具)を連打してきます。
ボクサー・ミッキーのぱぉ〜ん!というやられた声が好きです(笑)。
今でも2で藤堂竜白(とうどう・りゅうはく)を干したことは未だに解せぬッ!
必殺技が重ね当てのみというのもロマンがあります。
外伝で娘・藤堂香澄(とうどう・かすみ)が出てきて、
KOF96では娘の応援をしているという完全にネタ要員に…。
無名時代の浜崎あゆみさんがユリ役を演じたアニメ版は
2のアーケード版のCMでは実写として出演していました。
藤堂竜白は刑事であり、ミスターカラテは未登場。
バトルシーンでは暫烈拳(ざんれつけん)や
飛燕疾風脚(ひえんしっぷうきゃく)みたいな攻撃が見かけられます。
あと、効果音が気持ちイイのが最高!
暫烈拳!(ジキジキジキジキジキジキ…カポーン!)
なお、暫烈拳はこの頃は攻防一体の技として非常に強力でした。
このカポーン!は本当にたまりません。
ネオジオ オンライン コレクション ザ ベスト 龍虎の拳~天・地・人~
- 出版社/メーカー: SNKプレイモア
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: Video Game
- 購入: 1人 クリック: 12回
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スーパーファミコン版の追加要素
さすがに100メガショックよりクオリティは下がるものの、
家庭で楽しめるのは大きいです。
気になったのは敵全員が隠し必殺技を使えるようになったことです。
コマンドは確かCPU戦全員倒すと説明があるような覚えが…。
また、オリジナルのエンディングが用意されていますが、
これは2の展開とは異なるのでパラレルとして見た方が良いですね。
おわりに。
ネットのネタばかりではなく、基礎システムにこそ注目してほしいです。
格闘ゲームの基本はスト2ですが、龍虎には後に使われる要素が多く見られるからです。
今回は少しだけまとめました。
- 覇王翔吼拳を使わざるを得ない(ネットネタ)。
- 後の作品にジャンルを問わず影響を与えたこと
(基礎システムが応用され、今では定着しています)。 - アニメ版は無名時代のあゆが出演していた。
黒歴史と言われていますが、もし龍虎の拳に新作が出たら
エンディングテーマをお願いしたいです。
ゲーセンで他人のプレイで初めて龍虎乱舞を見た時の衝撃。
どうやって出すの?って、手元を思わず見ちゃった…。
この後は餓狼伝説2で隠し必殺技のコマンド(公開されていない)で、
誰かが使っているところを見たり、ゲーメスト(後にアルカディア)で
紹介されていたけど、誤字があったり…(×超空破弾→◯超裂破弾)。
改めて、リアルタイムで龍虎の拳で遊べたことに感謝します!
100メガショック!NEOGEO!
おしまい♡
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トップ絵・引用元:板割りのイラスト(空手) | かわいいフリー素材集 いらすとや様