画像引用元:正しいコドモの作り方(もりた毬太・黒田高祥)
2017年は規制問題の議論が多く、表現の自由とモラルのバランスが危うくなっています。
矢吹健太朗先生の花摘み場の表記に始まり、ゆらぎ荘の幽奈さんのカラーショット、
豪華女性タレント陣で話題の大人の麦茶のCMと、立て続けに問題が起こりました。
もはや、におうものにはふたをするで済ませて何も解決はしません。
そう、我々は教育とは、表現とは何たるかを考え、次世代に伝えなくてはならないのです。
こんにちは。
サービスカットが大好きなすがちゃんです。
人類の未来を賭けて戦うタイムトラベラーのSFバトルコミック!
もくじ
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さて、こんな衝撃的なタイトルを週刊少年サンデーに載せて大丈夫なのだろうか?と思いつつ読んでみたらびっくり!
主人公・田中悠(たなか・ゆう)くんと幼なじみの高嶺今日子(たかね・きょうこ)ちゃんに好意を持つ高校生で、
彼は特殊な遺伝子を持つためそれを抑制する彼女と結ばれないと人類が絶望の未来を迎えてしまうという衝撃的なお話です。
そこで、未来からやってきた能力者・辰未来人(たつみ・らいと)くんと組んで、
何とか今日子ちゃんと結ばれる未来を掴もうとしますが、
絶望の未来を望む組織が暗躍し、彼女以外の女性と子孫を繁栄させようと画策してきます。
そう、悠くんは人間を能力者として覚醒させるDNAの持ち主だったということです。
もうひとりの主人公でもある彼はサービスショットを見ても何とも思わないと思いきや、
女性が苦手で、触れられるとダメになってしまうという弱点があります。
なお、最後の手段として悠くんの命を奪うことも考えられていますが、
時間軸に影響を及ぼしてしまう(未来が大きく変わってしまう危険性が高い)ためできません。
よって、最終手段となっています。
敵対組織・アシュバインは悠くんに子孫繁栄をさせ能力者の未来を創らんとする集団で、
変身能力者やマインドコントロールなどを活かし暗躍、彼を惑わせます。
今日子ちゃんの友人のアスカちゃんをはじめ、マインドコントロールで
操作されている女性が多い(彼女らがサービス要員となっています)。
学園ラブコメの通るべき道である臨海学校でスイムウェアエピソード、きもだめしの回収や、
悠くんからしてもライトくんも不審な人物なので、敵組織からのスカウトがあったりしながら、
彼らの信頼関係や悠くんの今日子ちゃんに対して好意が本物であるかの意志などがはっきりしていきます。
臨海学校編はおとなしめでグラマラスな手島さんと良い感じだったのにいつもの通り、
マインドコントロール落ちはわかっていてもやっぱり萎えました。
また、最初はやんちゃな土田くんがお調子者として復ッ活ッしたのは素直に嬉しかったです。
もうひとりの幼なじみで本来の結婚相手・一ノ瀬こよみが参戦して物語が動き出す。
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悠くんの本来の結婚相手は幼稚園で知り合った一ノ瀬(いちのせ)こよみちゃん。
初登場のカットが髪型とアンダーショットのせいかとある科学の超電磁砲(レールガン)の御坂妹を連想させます。
幼稚園の頃から結ばれる女性と(人類の未来の為に)結ばれるべき女性はバトルをしていました。
ここで判明したのが、今日子ちゃんが悠に優しいのは彼のお母さん(故人)に頼まれていたためでした。
なお、今日子ちゃんの本来の相手はバスケ部の本条先輩で、人気があり人望もあるイケメンで完璧な人物です。
さて、組織の刺客・久遠寺さんの能力は対象相手に触れると情報を取り入れることができます。
それをさらに違う対象に移すことができますので、意図的にカップルを作ることも可能な能力ということになります。
彼女の暗躍により、悠くんとこよみちゃんは遺伝的に近くにいるだけで惹かれ合うようになり、
三角関係の均衡が崩れます(今日子ちゃんが悠くんを異性として見ている意識がなかったため出遅れている)。
また、本来の結婚相手=正妻による正々堂々とした宣戦布告は清々しかったです。
総括・おさらい。
- 衝撃的なタイトルは(作品内の)絶望の未来を示唆したもの。
- 悠くんは今日子ちゃん以外の異性と子孫繁栄をすると能力者が誕生する。
- サービスカットのラブコメと能力バトルのコラボ。
- 能力者や組織など、中二病要素も含まれている。
- 学園コメディとしての王道展開もある(スイムウェア、きもだめし)。
- 主人公ふたりの役割はラブコメ担当は悠くんで、バトル担当をライトくんと考えると見やすい。
- こよみちゃんと結ばれる未来も見たくなる。
- 本条先輩はライトくんいわく、バスケにかまけているので参戦はないだろう。
現時点ではライトくんの過去が気になります。
能力者にお母さんの命を奪われているので、リベンジと人類のために活動をしていますが、
少なくとも悠くんとこよみちゃんの子孫ではなさそうと思わせつつ、お母さんは実は養母の可能性もありそうな気もします。
辰未来人で電撃使いだからライトニングドラゴンなのか
(辰=ドラゴン 未来人=彼は未来人 来人=ライト、光の意味に置き換えて)。
おわりに。
衝撃的なタイトルからDNA(桂正和)、終末のハーレム、世紀末オカルト学院、ターミネーターなど、
子孫繁栄やタイムパラドックスを題材にしている作品を思い出しながら楽しく読むことができました。
なお、3巻までの感想になります。
おしまい♡
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