すがちゃんねる@謎の勇者ブログ

聖典(マンガ)・黒魔装束(ファッション)・未知の食材(グルメ)・古代文学(コラム)など、多くの専門知識を擁する研究者であり、探求者でもある謎の勇者の伝記(ブログ)。

めしぬま。は冴えないサラリーマンがささやかなしあわせを噛みしめる姿で世の女性をときめかせる新時代のグルメマンガだ。

食べている時って、どんな顔をしているのかな。

 

こんにちは。

 

グルメ評論家のすがちゃんです。 

僕たちはめしぬま。という沼にハマっていたのかも知れない。

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もくじ

 

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出典:めしぬま。1巻 あみだむく・著

 

今日もグルメマンガが量産化されているこの頃ですが、

こちらは少しネットでも評判になっているめしぬま。です。

 

画像の表情を見る通り、グルメ+艶を前面に出した作品であり、

冴えない会社員・飯沼くんがしあわせそうにごはんを食べるというお話。

 

グルメマンガとしては1話完結ですが、会社絡みのドラマパートは連載形式となっています

(人間関係でストーリーマンガとして動いている)。

 

話の流れとしてはおおむねこんな感じ。 

1.(主に仕事で)苦労する。

いわゆる、ここがドラマパートの部分です。

 

無表情で目に輝きのない飯沼くんは営業職ですが、

一見向いていないように見えるものの人間関係に救われています。

 

仕事で失敗しても食事のことを考えているのは

いいかげんなのか、それともポジティヴなのか…。

人間はいつだって、腹が減るというのを感じさせてくれます。

 

2.何を食べようか。

お腹がなったら食べるものが(ほとんど)決っているという即決力。

営業職で時間も限られているのか決断力があるのかも?

 

3.ガッツリ行く。

スリムな彼ですが大食漢です(中でもごはん5杯は圧巻!)。

 

女の子のグルメマンガでもたっぷりと食べるヒロインは登場していますので、

野郎として負けていられまいとばかりの食べっぷりを見せてくれます。

 

4.女性が恍惚顔にときめく。

この作品の最大の見せどころは恍惚顔とそれを見る女性です。

飯沼くんがしあわせを噛みしめている瞬間の顔は女性をときめかせます。

 

ただ、男性視点から見ると淑女の魔術書を連想させる描写かな?

 

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主人公補正? 出世フラグが立ちまくっている。

飯沼くんは仕事ではなかなか実力を発揮できない代わりに

メシ関係で出世する可能性を想像してしまいました。

 

まず、冴えない代わりに学生時代からの先輩である業績一位の花山先輩や社長に可愛がられていること。

そして、自分で足を運んだ店の美味しかったものを覚えているようメモを取っています

 

女性関係は普段は目に輝きがない代わりに食事をしているところで光るので、 

そのギャップで思わずかわいいとときめかせることが天然でできる。

同僚の女性である笹原さんが飯沼くんをペット感覚としてかわいいというシーンを見る限りでは

現時点では恋愛対象としてではなく、あくまで鑑賞するまでみたいですが…。

 

カレーうどんによるワイシャツの汚れを気にしないで食べる大物感や、

食べている姿を見せて他の人に注文させる飯テロ実践者でもあるということ。

食べたくなる描写というのは読者視点ではグルメマンガの鉄則ですが、

モブにこれを言わせるのはあるようでなかなか見かけません。

 

まとめ。

  1. グルメマンガが好きならとりあえず手に取ろう。
  2. 食事に対して改めてありがたみとしあわせを感じたい。
  3. 美味しそうな料理を絵で見たい。
  4. (ギャップを楽しむ意味も含めて)男性の恍惚顔にときめきたい。
  5. 箸休め程度にちょっとだけドラマを楽しみたい。

 

逃れられないデメリットはグルメマンガ量産による食傷気味だということ。

恍惚顔や唾液も本能を刺激しすぎてしまっていることに間違いはないので、

こちらについては苦手でなければ手にとって読んでほしいという気持ちです。

 

めしぬま。 1

めしぬま。 1

 

 

似ていないようで実はそっくりな妹と体育会系な後輩が登場する2巻を読むと飯沼くんのさらなる魅力に触れることができる。

料理が苦手な妹ちゃんのクッキーで初黒星(?)がついてしまった?

 

新キャラとして妹の夏花(なつは)ちゃんと後輩の川田くんが登場します。

まず、夏花ちゃんはお兄さんとはあまり似ていないように見えて、

美味しいものが食べられれば幸せというところがよく似ています。

次に熱血漢である後輩の川田くんも生真面目さゆえに飯沼くんを頼りない先輩だと思っていたら、

彼の食欲に圧倒されていたので、これは飯沼くんのキャラの再確認の意味も感じました。

 

また、カップラーメンのエピソードで女性社員の噂話も耳に入らないほど、

食べることだけに集中している姿は臨機応変の意味を込めて見習いたいです。

 

引き続き、花山先輩と社長には相変わらず可愛がられていて、

特に社長には和牛ステーキ丼をごちそうになっているのが印象的ですが、

本当に大切なのは名前を覚えてもらえたということでしょう

(重ねて言うと彼の食欲と飯沼という名前で興味を持ってもらえている)。

 

おまけマンガは飯沼くんと花山先輩との出会いが描かれています。

中学生の頃に出会って、社会人になっても大事にしてくれる先輩なんてそうはいません。

動機は茶道部の部員補充だったものの、後のことを考えると最高の出会いだったんだなって

(花山先輩にとっても面白い後輩がいて楽しそうなのが伝わってきます)。

 

改めて、飯沼くんのメモ帳は(彼は忘備録としての利用ですが)財産でしょう。

良い店を紹介できるようになると、それだけで評判が上がりますので。

 

めしぬま。 2

めしぬま。 2

 

 

おわりに。

飯沼くんの恍惚顔から淑女御用達みたいに見えますが、

食事シーンの唾液の量や表情など、食べたいという本能を揺さぶられました。

ドラマパートも人間関係が良いので、やりとりが面白い。

 

最後に重ねて言っておきます。

恍惚顔が苦手なだけで読むのを控えるのはもったいない。

みんなでめしぬま。という極上の沼にハマろうぜ! 

 

おしまい♡ 

 

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